2018-05-16

【睡眠コラム】パジャマのススメ

日中、天日に干した布団で眠る夜は

寝心地が良く、ぐっすりと深い眠りに就けた、という経験は

おそらく誰にでもあるのではないでしょうか。

 

梅雨に入る前の今の季節も、温湿度が丁度よく、

眠りに就きやすい時です。

 

このように、眠るときの寝具や環境を整えることは

ぐっすり眠りに就くことを後押ししてくれます。

 

眠りに就く前の30分前から、

照明を薄暗くしたり、

ホッとできる香りや音楽等で環境を整えたり

勿論、眠りと深く関わっている温湿度を整えたり…

枕やマットレスにこだわる方も多くいらっしゃいますよね。

 

同じように、寝衣にも、是非、目を向けて欲しいのです。

 

私は断然、パジャマ派!

夏はネグリジェの時もありますが…

寝衣選びのポイントをご紹介します。

 

●吸湿性・吸水性の良い素材

寝ている間は、汗をたくさんかきますので

汗をよく吸い取り、素早く乾く素材で

洗濯に耐える素材のパジャマにしましょう。

⇒軟らかく織られた肌触りの良い綿がお勧めです。

 

●肌触りが良いもの

肌に直接触れるものなので

肌触りが良く軟らかい寝巻は、

敷き布団の固さに関わらず

入眠に有効である可能性が報告されているそうです。

シルクや綿がお勧めです

※同じ素材でも織によって肌触りも異なりますので、直接肌触りを確かめられるといいですね。

 

●体を締め付けないもの

何度も寝返りをしますので、体を締め付けず、

寝返りを妨げないものがお勧めです。

寝衣の下に着用する下着にも配慮が必要です。

締め付けがきついほど、深部体温が低下しにくく、

深い眠りにつきにくくなるそうです。

 

●寝乱れが少ないもの

旅館などで備え付けられているような浴衣を着て、

はだけるのが気になってぐっすり眠れなかったという経験、ありませんか?

また、ネグリジェとパジャマを比べると

ネグリジェは裾が10~60cm程動いてしまいますが、

パジャマの上着の裾線は5~10cmと少ないので

やはりパジャマがお勧め。

 

 

●通気性の良いもの

汗をかいても体に張り付かない素材、

襟・袖・裾が開放的で風を通しやすい形にしましょう。

「学生時代のジャージをパジャヤマ代わりにしている」

という話を聞くこともありますが、

吸湿性や放湿性の悪いポリエステルなどの合成繊維でできているものが多く、

締め付けがあったり、裾が締まっているものもありますので、お勧めできません。

 

入眠儀式をご存知でしょうか。

なかなか寝付けない方におススメするのですが、

寝る前に必ず行うことを決めるのです。

毎日、続けているうちに、

そのことをすると眠る体制が整ったという合図になって、

儀式をすることで、自然と寝付けるようになるのです。

 

”パジャマに着替える”ことを入眠儀式にするのも良いですよね。

 

肌触りの良い、お気に入りのパジャマを着る…

眠る楽しみがまた一つ増えそうですね。

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