睡眠・健康に影響を及ぼすサマータイム
東京オリンピックに向けて
サマータイムの導入が検討され、話題になっていますね。
日の出の早い夏に、1~2時間、時計を早めることで、
明るい時間を有効に使うことを目的として導入されている国が多いそうです。
東京オリンピックでのマラソンの時間帯が特に懸念され、
サマータイムの導入を検討されているようですが、
マラソンの走る時間を早めればよいのでは、と思ってしまいます。
因みに、ホノルルマラソンは午前5時にスタートしますし、
来年開催されるドーハ世界陸上のマラソンのスタートは
午前0時だそうです。
今回検討されているサマータイムは2時間早めるというもの。
睡眠の観点から2時間早めて眠ることは、とても難しいことなのです
いつも寝ている時間の2~4時間前は睡眠禁止帯と言って
1日の中でも最も眠くない時間帯。
ということは、眠気が起きる頃=いつも寝ている時間に寝れば、
2時間の睡眠不足を抱えることになります。
睡眠不足が続けばそれは睡眠負債となり、
ガンや、心疾患、肥満をはじめとする生活習慣病のリスクとなるばかりか
事故を起こすリスクもグンと上がります
認知症やうつといったメンタルにも影響を及ぼしますし、
見た目の老化も加速します。
また、睡眠不足により熱中症を起こすリスクも高まります!
その他、諸々の健康障害を起こす可能性が満載なのです。
食事と同じように睡眠も健康維持に欠かせないものです。
睡眠と心身の健康に関しての正しい知識が
まだまだ普及されていないことを感じるとともに、
睡眠改善インストラクターとして、
上級睡眠健康指導士として、
睡眠の正しい知識の普及をすることで、
行動変更していただけるような活動をしていきたいと
改めて思わされる話題でした。
夏は冬に比べて、睡眠時間が短くなる傾向にあります。
暑い夏こそ、ぐっすり眠りに就けるよう心がけましょうね。
睡眠コラムも参考にしていただけたら嬉しいです。