【プレコンセプションケア】子宮頸がんを予防して輝く女性に
プレコンセプションケア
プレ(pre)は「〜の前の」
コンセプション(conception)は「受胎」で、
プレコンセプションケアは
妊娠前の健康的な身体づくり
を意味しています。
WHOは2012年に
妊娠前の女性とカップルに
医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと
と定義しています。
プレコンセプションケアの目的は3つ
①若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと
②若い世代の男女が将来、より健康になること
③ ①の実現によって、より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、
次世代の子どもたちをより健康にすること
プレコンセプションケアと聞くと
近々、妊娠を考えている女性のことと思われがちですが、
思春期以降、妊娠可能な年齢の
全女性に必要なものです。
そして、
女性の健康を支えるパートナーやご家族、
企業の健康支援の担当者様にも
知っていただきたいことです。
プレコンセプションケアと言えば、
ワクチンの接種や
乳がんや子宮頸がん等の
がんのチェックをすることも
プレコンセプションケアのために大切なことです!
子宮頸がんは、20~30代に多くみられるがん。
毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、
約3000人が亡くなられているそうです。
2000年以後、患者数も死亡率も増加しています。。
子宮頸がんは
ワクチンの接種と定期的な検診で
予防することが出来るがんなのに…。
子宮頸がんのこと、知って欲しいです!!
現行のHPVワクチン(子宮頸がん予防のワクチン)により
子宮頸がんの60~70%を予防できると考えられており、
WHOはその有効性と安全性を確認し、
性交渉を経験する前の10歳代前半に
接種をすることが推奨されています。
日本では2009年12月に承認され、
2013年4月より定期接種となっていますが、
接種後に多様な症状が生じたとする報告により、
2013年6月より自治体による積極的勧奨は差し控えられていますが、
このような多様な症状の原因がワクチンであるという
科学的な証拠は示されておらず、
厚生労働省専門部会においても因果関係は否定されていますので
安心してワクチンの接種を受けていただきたいです!!
そして、子宮頸がんの検診も
年に1回受けましょうね。
私は、毎年、自分の誕生日の月に受けています。
予防できるがんは、予防に努めることは、
女性が健康で美しく輝くために、
そして、
プレコンセプションケアにも大切です。