2021-03-24

【プレコンセプションケア】子宮頸がんを予防して輝く女性に

プレコンセプションケア

プレ(pre)は「〜の前の」

コンセプション(conception)は「受胎」で、

プレコンセプションケアは

妊娠前の健康的な身体づくり

を意味しています。

WHOは2012年に

妊娠前の女性とカップルに

医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと

と定義しています。

 

プレコンセプションケアの目的は3つ

①若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと

②若い世代の男女が将来、より健康になること

③ ①の実現によって、より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、

次世代の子どもたちをより健康にすること

 

プレコンセプションケアと聞くと

近々、妊娠を考えている女性のことと思われがちですが、

思春期以降、妊娠可能な年齢の

全女性に必要なものです。

そして、

女性の健康を支えるパートナーやご家族、

企業の健康支援の担当者様にも

知っていただきたいことです。

プレコンセプションケアと言えば、

ワクチンの接種

乳がんや子宮頸がん等の

がんのチェックをすることも

プレコンセプションケアのために大切なことです!

 

子宮頸がんは、20~30代に多くみられるがん。

毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、

約3000人が亡くなられているそうです。

2000年以後、患者数も死亡率も増加しています。。

 

子宮頸がんは

ワクチンの接種と定期的な検診で

予防することが出来るがんなのに…。

 

子宮頸がんのこと、知って欲しいです!!

現行のHPVワクチン(子宮頸がん予防のワクチン)により

子宮頸がんの60~70%を予防できると考えられており、

WHOはその有効性と安全性を確認し、

性交渉を経験する前の10歳代前半に

接種をすることが推奨されています。

 

日本では2009年12月に承認され、

2013年4月より定期接種となっていますが、

接種後に多様な症状が生じたとする報告により、

2013年6月より自治体による積極的勧奨は差し控えられていますが、

このような多様な症状の原因がワクチンであるという

科学的な証拠は示されておらず、

厚生労働省専門部会においても因果関係は否定されていますので

安心してワクチンの接種を受けていただきたいです!!

 

そして、子宮頸がんの検診

年に1回受けましょうね。

私は、毎年、自分の誕生日の月に受けています。

予防できるがんは、予防に努めることは、

女性が健康で美しく輝くために、

そして、

プレコンセプションケアにも大切です。

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