【睡眠コラム】スマートフォンとの付き合い方
睡眠の仕事を本格的に始めたのは2011年のこと。
早いもので、今年で14年目に入りました。
この13年の間で、睡眠にまつわる情報も変化しています💤
睡眠は、ライフスタイルや環境、気候などの影響が大きいので、
時代と共に、良い眠りに就くための過ごし方も変化していくのでしょうね。
そして、エビデンスも蓄積されてきていますので、日進月歩ですね🌙
光を意識する生活
睡眠は光の影響を大きく受けます🌞
理想を言えば、大昔のように、太陽と共に生活すること。
日が昇れば活動をはじめ、日が沈めばローソクの下で過ごして就寝する。
勿論、今は、そんな生活は出来ませんし、しようとも思わない(笑)
ですが、大昔の時代を参考に、太陽や光を意識して過ごすことはしたいものです。
朝起きたらカーテンを開けて光を浴び、
日中は出来るだけ太陽光を感じられるように心がけ、
夕食後は出来るだけ明るい光を避け、
就寝1時間前からは、オレンジ色の少し暗めの照明の下で過ごす。
光と睡眠の関係
日が沈み、夜になると分泌が始まるメラトニンは、
体内時計を調整してくれるホルモンです。
メラトニンが分泌されると、血圧や脈拍などを下げて
「夜になったから、寝る準備をしましょう」と、
体の各所に伝えてくれる役割があります。
メラトニンが分泌されることで、ぐっすり眠りに就くことができ、
就寝中に成長ホルモンがしっかりと分泌されるようになります。
つまり、質の良い眠りの鍵を握っているのはメラトニン。
このメラトニンは光の影響を強く受けるのです!
起床時に太陽光を浴びることで、メラトニンの分泌も抑制され、
朝の目覚めも良くなります。
そして、起床して太陽光を浴びた14~16時間後に分泌が始まります。
日中の日照量に比例して分泌されるとも言われていますので、
日中は、出来るだけ光を浴びるようにします。
22時頃(朝日を浴びた14~16時間後)になると、分泌が始まるメラトニンは、
強い光を浴びることで、分泌が抑制されてしまうので、
夜は出来るだけ強い光を浴びないようにします。
スマートフォン、タブレット、パソコンの強い光、ブルーライトも、しかりです。
どうする?夜のスマートフォン
夕食後、特に22時以降は、出来るだけ
スマホもタブレットもPCも、見ないで過ごしたいものですが
それはちょっと不可能💦という方、多いのではないでしょうか。
そこで、お勧めしたいのが、
スマホの画面の明かりを「ナイトモード」にすること。
私も22時から6時まで、ナイトモードに設定しています。
スマホはタブレットやPCに比べて、画面が小さいので
ナイトモードでOKなのだそう。
タブレットやPCは、できれば徐々に見る時間を減らし、
就寝1時間くらい前からオフにするのが理想的。
何を見るかが、カギを握る!
そして、大切な事が、スマホで何を見るか
YouTubeやTikTokなど、SNS等は交感神経が高ぶってしまうので、
眠りに悪影響を及ぼすため、避けた方が良いそうです。
夜はゆっくりと、リラックスして過ごせると良いですね🌸