【食事で作るキレイの秘訣④】鉄美人の作り方
急に寒くなりましたね。
冷え症さんには辛い季節。
生姜にシナモン…体を温める食材をとり入れても
体を温める源となる栄養素をしっかり摂っていなければ
体は温まってはくれません!
体を温める栄養素は
エネルギー源となる糖質や脂質、
代謝に関わる酵素を作ったり、
血液の成分、筋肉の成分等体を作るたんぱく質、
代謝を高めるビタミン…等々、いろいろありますが
今回は先週に引続き”鉄”に着目!!
鉄、不足している女性は多くいらっしゃるのです。
順天堂大学総合診療科の福田洋先生と一緒に
ラジオ番組を担当した時にも
福田先生は貧血の女性について
言及されていらっしゃいました。
鉄が不足することでも体は冷えてしまいますし、
お肌にも悪影響を引き起こしてしまいます。
鉄とキレイの関係は前回のコラム
【食事で作るキレイの秘訣③】
お読みください。
鉄をしっかり摂って、鉄肌美人を目指しましょうね。
鉄が豊富な食品
●ヘム鉄:レバー、赤身肉、赤身魚、あさり、はまぐり…等
●非ヘム鉄:卵、ほうれん草や大根・かぶの葉等の青菜類、大豆製品…等
※鉄は吸収率の悪い栄養素です。日頃から不足しないように心がけてとりましょう。
先日、気の置けない仲間と、カツオのたたきをいただきました。
美味しくて、楽しすぎて、4人で3皿!!
楽しく食べることで、栄養素の吸収が良くなります。
鉄は栄養素の中でも、最も吸収率が悪い栄養素。
ですが、組み合わせ方を工夫することで吸収率が良くなります。
その栄養素が、たんぱく質やビタミンC
肉、魚、卵、大豆製品に豊富なたんぱく質。
たんぱく質は比較的忘れずに摂れるのですが、
とりにくいのがビタミンC
ビタミンCは水に溶けやすく、
熱に弱いという性質がありますので、
おかずから摂りにくい栄養素。
果物は生でそのままいただくことが多いので
ビタミンCをしっかり摂ることができます。
食後にビタミンCが豊富な果物を食べるのもおススメしています。
肉や魚の赤い色は”ミオグロビン”という鉄の色素成分。
赤身の牛肉や馬肉、マグロやカツオのように
赤い色をした肉や魚は鉄が豊富な食材選びのポイントです。
また、コーヒーや紅茶、緑茶の苦み成分”タンニン”は
鉄の吸収を阻害してしまうので、
食事の直後にコーヒーや緑茶を飲むのは
冷え症さん、貧血気味の方は控えめに。
食事の直後は果物を、
コーヒーは食後30分を目途にいただきましょう。
また、ヘム鉄より非ヘム鉄の方が吸収が悪いのですが、
鉄の1日の必要量は月経のある女性で10.5㎎と微々たるもの。
ちょっとの心がけで、満たされますので、
ヘム鉄でも非ヘム鉄、両方からとるように心がけましょうね。
牛ヒレ肉のステーキ(たんぱく質、鉄)に
ベイクドポテト(ビタミンC、じゃがいものビタミンCは熱に強い特徴があります)、
ほうれん草のソテー(鉄)を添えて。
レモンもギュギュっと絞って。
食後に旬の果物をいただくのが、私のお気に入り♡
因みに、これでコラーゲンも作られやすくなるのです~嬉しい^^
また、これから旬を迎える大根やかぶの葉にも鉄が豊富。
細かく刻んで醤油とみりんで甘辛く炒めて、
毎食、ごはんにふりかけて食べたり、
あさりの佃煮をご飯に添えていただく…等
「ついで食べ」を心がけています。
ランナーの私は貧血は大敵!
パズルのように鉄の組み合わせを考えながら、
楽しく、工夫しています。
鉄が豊富な食品を摂りいれながら、バランスよい食事で、
冷えない体、血色の良いキレイなお肌を目指しましょうね。